【解答】
（借）資　本　金当期首残高　300,000
（借）資本剰余金当期首残高　200,000
（借）利益剰余金当期首残高　100,000
（借）の　　　れ　　　ん　　120,000
／（貸）子　会　社　株　式　　　　600,000
／（貸）非支配株主持分当期首残高　120,000

【合格直結の思考】

１．投資と資本の相殺消去
２．「投資」は、親会社（ミナホ社）の持つ子会社株式。「資本」は子会社（ヨンマックス社）の純資産。資本金だけでなく資本剰余金や利益剰余金も対象。「相殺消去」なので借方貸方逆仕訳。
３．子会社の純資産合計￥600,000のうち、出資比率である８０％分（＝￥480,000）が親会社の持分。
この資本￥480,000（親会社持分）と投資（子会社株式￥600,000）との差額がのれん。
４．子会社純資産￥600,000の残り２０％＝￥120,000が非支配株主持分。
５．与えられた科目の語群から判断し、開始仕訳なので、純資産科目は、語尾に「当期首残高」を付ける。

【合否を分けるポイント】

（１）投資と資本の相殺消去の連結修正仕訳すればいいと判断し、正確に仕訳できるか？
（２）本問では「Ｐ社」「Ｓ社」ではなく、具体的な社名として出題されているが、どちらが親会社でどちらが子会社か判断できるか
（３）一見、投資と資本が同額なので「のれん無し！」と判断してしまわないか。難しい場合は、まず先に非支配株主持分を出してから、のれんを計算するとわかりやすい。
（４）開始仕訳では原則、純資産科目に「当期首残高」を付ける。非支配株主持分も純資産。

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