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次の取引について、下記の語群から勘定科目を選んで仕訳してください。
7月16日、製造所の製造設備増設工事が完了し、機械装置に¥1,000,000、構築物に¥800,000を計上した。代金として、この工事の請負業者に対し、今月末より毎月末に支払期日が到来する額面¥200,000の約束手形12枚を振り出した。なお、この約束手形に含まれる利息相当額については一旦全額資産で処理することとする。
(語群:機械装置・構築物・受取手形・営業外受取手形・前払費用・支払手形・営業外支払手形・未払費用・支払利息)

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【解答】
(借)機械装置 1,000,000
(借)構 築 物  800,000
(借)前払費用  600,000
/(貸)営業外支払手形 2,400,000

【合格直結の思考】

1.機械装置、構築物ともに固定資産なので、借方にそれぞれ計上
(借)機械装置 1,000,000
(借)構築物   800,000
2.「代金として・・・¥200,000の約束手形12枚振り出した」
/(貸)営業外支払手形 2,400,000
(注意)商品代金ではなく固定資産の購入代金に対する手形なので、「営業外」をつけ忘れないように!
3.貸借差額が「利息相当額」。ただし問題文に「資産で処理」とあるので、支払利息ではなく・・・
前払費用
この前払費用は、前払利息の意味。つまり、手形12枚で支払うことで、利息も12か月分前払いしていることになります。

【合否を分けるポイント】

(1)固定資産購入の支払いのために約束手形を振り出す場合は、「営業外」をつけることを忘れていないか?
(2)機械装置と構築物で合計¥1,800,000の固定資産を買うために支払った代金(手形)が¥2,400,000であるが、この差額が利息相当額と読み取れるか?
(3)(2)の利息相当額について、支払利息から前払利息(利息の12か月分一括払い)、さらには前払費用(与えられた語群から)と、変換できるか?

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